さいごのぼうけん

遊んだゲームの記録。ネタバレ注意です。

Spiritfarer


いっせいトライアルに来ていたので遊び、購入しました。
死者の魂を船に乗せて航海し、新しい世界へ送り出す手助けをするアドベンチャーゲームです。

 

「Jotun」と開発が同じということで恋人が興味を持っていて、わたしも遊んでみることにしたのでした。

主人公ステラはカロンという前任のスピリットフェアラーからその使命を引き継ぎ、迷える魂たちの願いをききながら新しい世界へと旅立てるように導きます。

カロンって、冥府の川の渡し守ですよね。あとは冥王星の衛星の名前だったかな…。

 

どこへ行くにも愛猫のダフォディルがついてきてくれます。
一緒に木を切るシーンがめっちゃかわいいです。

 

会話の途中でじゃれだしたりもします。泳げないのか、ステラが水に入ると玉に乗ってついてくるのもかわいい。

 

迷える魂たちを船に乗せ、広大な海を旅しながら彼らの最後の願いを叶える手助けをするのがスピリットフェアラーの使命。

航海のための船には客室・キッチンなどの部屋のほか、菜園や鋳造所などの施設を作ることができて、自分好みに配置することができます。最初はこんな感じにしてみました。

 

素材集めをする際に、ミニゲームのようなちょっとした試練があります。
雷をビンに集めるのが好きでした。落雷の際の響き渡る音が好きで、まさに轟音って感じだな〜と思っていました。BGMが壮大なのも素敵でした。

雷の集め方を教えてくれたアトゥル叔父さんは陽気で気さくな人で、慣れぬ航海のなか密かに支えられていました。

 

ドラゴンのBGMもかっこよくて素敵でした。

 

ステラは広い海に浮かぶ島々を巡り、迷える魂を船に乗せます。
島はいくつもあり、街もあれば素材を採取できる島もありました。

 

このアオバ平野、とっても日本みたいじゃないですか? 桜みたいな木が咲き乱れていました。
夕焼け空もなんだか夏っぽくて、郷愁の念にかられました。

 

これまた夕焼けの空と海。そして和風な雰囲気のある島。
カワズガワに来たときは夜でした。幻想的です。

 

後から英語にして見てみました。日本語っぽい名付けがされています。

最後に出現した依頼ではステラが日本にいたころについての言及があったので、まあそういうことなんだろう。

 

船が大きくなってきました。
建物の位置を入れ替えて組み合わせていくのが楽しかったです。上に別の建物があるかどうかで、屋根の形が変わる建物もあるんですよ〜。

 

夜は眠って休むようにしていたんですけど…恋人が眠らなくても問題ないよと教えてくれたので、それ以来朝を待って作業を続けるようになりました。

植物に音楽を聴かせると、成長が早くなります。夜は航海できないので、素材の加工などが必要なければギター演奏をしていました。乗客のみんなはちゃんと眠れていると良いのですが。
行商人のフランシスから奇妙な種を買ってよく育てていました。育つと換金アイテムが手に入ったりするのです。不思議です。

 

航海中はよく釣りをしていました。

 

乗客たちがくれる「オボル」という通貨のようなものを祠に供えると、ステラが新しい力を獲得します。

カワズガワで使えるようになった「滑空」は、カワズガワが斜面の地形だったこともあってすぐに試すことができ、とても楽しかったです!

Spiritfarerはアニメーションがとっても滑らかで、動かしていてすごく楽しいんですよね〜。登場人物たちの表情がくるくる変わったり動作が豊かだったりするのも魅力的なポイントです。

 

衣装を変えられるようになり、薄紫色の服をもらえました。紫すきだからうれしいな〜!

 

羊の毛を刈るときの得意げな表情がたまらない。

 

果樹園も作りました。リンゴも好きだ。
果樹園は最終的に6つ作りました。リンゴ、チェリー、桃、洋梨、オリーブ、桑の木を2本ずつ植えていました。桑の木を育てると蚕が育ち、絹繊維を入手できます。

 

グウェンの別荘のあたりのBGMって、エバードアのBGMと似た旋律が割とくっきり入っていた…よね? すごく綺麗で好きでした。

別れの時。心残りをきっぱり晴らしたりだとか、心の底にある願いを叶えたりだとか…本当はそんなたいそうなことはできないのかもしれないけれど、それでも寄り添って肩に乗っている重荷を少しでも分け合えならよかったと思うし、そもそも最期まで思い通りになんてならないのが人生らしいといえば人生らしいのかもしれない、そう感じる別れが多かったように思います。

 

最後の最後でぽつりぽつりと本心を漏らすの、よかったなあ。
エバードアに送り出すとき、ステラが駆け寄ってハグをするのもとてもよい演出でした。

 

旅立った魂は星となって夜空に輝き、そしてステラは在りし日の記憶を想起する…。
この梟は、死あるいは死への恐怖を象徴するような存在だったのかな…と考えています。

 

カワズガワで出会ったグスタフ。
最後の依頼でのリリーの言葉からすると、生前ステラとグスタフは良い仲だった…のかな?

 

よく寿司をくれました! 「寿司が嫌いな人なんていない。」と説明文にありました。

 

サマーと瞑想。ダフォディルも実践しているのが大変かわいらしい。

魂をエバードアに送ったあとに、それぞれの部屋に「魂の花」が残されています。この魂の花を使うことで船を改良できて、これまで進むことのできなかった地域にも航海できるようになります。
なんだか急に、これは出会った魂たちとずっと暮らせる物語ではなくて、厳然とした終着点のある物語なのだなあと実感したりしました。迷える魂に寄り添い、導くのがスピリットフェアラーだから、当たり前なのだけれど。

 

夜にギターを演奏するたび、もう船上にいないサマーのことを思い出す。
そういった思い出と感傷が、船に残っていくのが良いですよね。

 

風車小屋を作ったらなんだか映えるな。

 

流星群がとても綺麗で、BGMも神秘的でした…!

降り注ぐ流星を追って隕石を手に入れることができます。隕石、個人的にとてもタイムリーなトピックです。
流星が落ちてきたときに船がぐらぐら揺れるのが迫力があってよかった。無事でいられる船すごい。

 

マグロを釣れるようになりました。マグロがかかったときだけBGMが特別なものに変わるのでちょっとびっくり!

航行中にたまたまマグロの海域で釣りができた場合も、いきなりBGMが変わるのでちょっとおもしろいです。

 

鶏小屋を作りました。卵を入れてみたら孵り、収穫したひまわりの種を食べてすくすく育っています。みんな羽根の色が違うんですね〜! 見えにくいですが、左の写真にはヒヨコがいます(毛先のみが黒い鶏の足元)。

 

牛もやってきました。

 

船はこんな感じになりました。あまり配置は納得できていません…。
鶏小屋(右上)の屋根の形がかわいいと思っています。

 

不思議な種が育って生まれたキノコのスタンリー。
お芝居をやるというので、船の乗客を誘って観劇しました。アトゥル叔父さんとアストリッドは、どちらも子ども好きっぽいからよかった。

 

ハグはとっても元気いっぱいという感じで印象的でした。

だけどたぶん、生前は全然元気いっぱいではいられなかった子どもだったんだよね。これまでの船旅と、エバードアに来てからのやり取りでそれが痛いほど伝わってきてしまうから、すごく悲しかった。

 

流氷を超え、岩礁を砕き、そして霧を払って進めるようになりました。
これはわたしのエゴなのだけれど、初期から船にいるアトゥル叔父さんやアストリッドとまだ別れたくなくて、彼らを残したまま船の改良を進められないか画策していました。

 

霧の出る場所はこんな感じ。

 

グレイミスト・ピークスの…遺跡?
近くの人に話しかけたらオボルを取られそうになった…と思いきや返してもらえて、しかも1枚増えていました。なんだったんだろう?

 

途中からダフォディルが縦向きの状態でしか移動しなくなってしまって、さらには分裂してしまいました。

 

料理コレクション達成。イラストがかわいいので全部作りたくなってしまって…!

 

エレナ先生の「ハグしてもいい」よかったな。

 

エレナ先生を送ったあと、例の梟が姿を現し、そして最後の依頼が出現しました。
依頼者はステラの妹のリリー。

今の船内にはアトゥル叔父さんとアストリッド、グスタフ、バックが残っています。

 

これまでオボルを供えてきた祠をもう一度巡り、ステラの人生を追想します。

 

ステラの最後の航海の前に、船に残っているみんなを送り出すことにしました。

アトゥル叔父さんの夕食会。夜のハミングバーグもいい雰囲気だったなあ。

 

そして叔父さんは、誰にも告げずに船から姿を消してしまいました。

 

グスタフの最後の語り。もっときいていたかった…。

 

 

最後にアストリッドのことを語ったジョヴァンニと、全くジョヴァンニに関して言及しなかったアストリッドは対照的でした。でもリリーが言う通り、結局2人とも相思相愛だったのでしょう。

 

アストリッドとのハグが好きでした。我儘でずっと船にいてほしいと思ってしまってごめんなさい。最初のころから支えられ続けていました。

 

 

船に戻るとみんながいて、ハグもしてくれました。

 

最後の航海へ。

 

この物語はステラが死の間際に見たもので、これまで見送ってきた人のことを追憶するものだったのかな。
ステラの後悔、あるいは精算の話だったのかも。

 

ステラの星座、ステラとダフォディルが一緒にいる。

 

最終的な船はこんな感じでした。
ずいぶん遠くまで来たような気がします。