さいごのぼうけん

遊んだゲームの記録。ネタバレ注意です。

メグとばけもの


クリアしました。
モンハンなどの曲を作っていらっしゃる方が音楽を担当されているとのことで、遊んでみたかった作品です。

ネタバレありの感想ですのでご注意ください。

 

魔界に迷い込んだ人間の少女「メグ」を、魔界に住む魔物「ロイ」「ゴラン」が母親のもとに送り届けるお話です。

ロイは屈強でたいていの攻撃ではびくともせず、メグを守りながら戦うのでメグが直接傷つくことはありませんが、メグは戦いの中で心に傷を負います。メグが泣くと世界が崩壊するため、おもちゃを使ってメグをなだめつつ戦い抜いていく…というゲームです。

 

ロイの友人であるゴランはメグを守って戦うことはないものの、魔界や他の魔物に対する関心が薄いロイに代わってメグの旅路をサポートしてくれます。

 

ロイの大好物マジックタール。さまざまな魔物がいるといえど他の魔物は見向きもしないもので、ロイは「変わり者」扱いされています。

 

おもちゃでメグの心を回復。

魔界では人間は敵視されています。魔界に落ちてくる人間は魔物のエサとなるため、メグを狙う魔物もたくさんいます。

この魔物と人間との関係性や「落ちてきた人間」という描写などUNDERTALEっぽいなと思う部分がいくつかあったんですが、実際に影響を受けて作られたそうですね〜。

 

ピンチのときにゴランが助けてくれたことがあってありがたかった〜! さすがです。

バトルのBGMが好きでした。あとロイの家も。

 

ボール遊びでボールを全力で蹴ってしまったり、独自のルールを作ってトランプで遊んだりと微笑ましい。

 

マジックタール以外に対しての関心が薄く当然人間の扱いにも疎いロイでしたが、メグと過ごすうちに絆が生まれ生活が変わっていきます。

 

ロイとケンカしたメグが、仲直りのために花を摘みにいくシーン。

花畑には幻聴・幻覚などの怖い噂があって、花畑に行ったのちに魂が抜けてしまったかのような状態になってしまった魔物を実際に集落で見ていたのでとっても不安でした…が、ふたりにとってはきっと温かい思い出の場所になったのかな〜と思います。

 

件の魔物。

 

メグが渡そうとした花を分け合うのが素敵だった…。

 

星空の思い出。

 

メグのために人間の世界へ。

ゴランは魔界を監視し人間に報告するスパイで、己の立場に苦悩しているという描写がこれまでに何度かありました。その結末がこれか…というような喪失のエンディング。

ここのバトル、とっても絶望的なのにBGMがめちゃくちゃ美しくてそれもまた絶望でした。

 

ベイビィのロイ。デブリはマジックタールのことで、ロイはデブリの処理のために生み出された魔物でした。
「世界を崩壊させる」のはメグではなく、デブリを取り込み続けたロイの方でした。

 

ロイとゴランは犠牲となり、メグは母親に会えたものの大人になるにつれ魔界でのできごとを忘れてしまう。しかし朧げな記憶を手がかりに再び研究所へとやってきた…というゲーム冒頭のシーンに繋がります。無線の記録からすべてを思い出し、かつて自分を突き放したロイの真意に気づくメグ。

研究所にあった花が大人のメグを過去のメグに巡り会わせました。
あの花畑の噂がやっぱり怖いので、ここからの先は大人メグの幸福な夢なのかもしれない……という疑念を抱きつつ、それでも構わないと思いながら進めていました。夢でもいいよね…ロイもゴランもいない世界が悲しすぎるから。

 

前回は研究所から来た人間に連れられて研究所へ向かいましたが、今回は別のルートで人間の世界を目指します。

道中で魔界を取り仕切る「評議会」の面々と戦ったり釣りをしたりしながら、3人での旅が続きます。

 

釣りの先輩としてアドバイスしてくれるゴラン。
やっぱりロイとメグの旅にはゴランが必要だ〜〜〜と思います。それはもちろん、役に立つからというわけではないです。

 

矢とピーマンが飛び交う中を進み、レーザーをコントロールしながら先を目指すところ。
左の写真のゴランはメグをピーマンから守っています…。ロイはこういうときも当然無敵です。

ここ、ロイ以外のキャラクターも操作できて楽しかったな〜!

 

いいやつだよなあ。

 

パワフルすぎるロイの崖登り。

「お前らの足を引っ張ってる」はゴラン目線では確かにそうかもしれないけれど、メグにとってもロイにとってもゴランは絶対必要なんだよな〜〜と見ていて思います。

 

魔界を見下ろすシーンが好きでした。

 

マシュマロ焼くシーンも好きだった〜!!
このシーンのBGM、テーマのアレンジだったと思うんだけどそれもめっちゃ好きでした。

 

途中の道で、瘴気の影響によって悪い幻覚を見るみたいな場所があるんですが、ロイが見たのは周囲の人が自分の悪口を言ったりないがしろにしたりする光景(おそらくメグも同じようなものを見ている)だったのに対して、ゴランはロイに感謝される光景を見ていたっていうのがもう…ああ…。

この場所、他者に興味がなかったロイでもゴランやメグ、ポールにすら嫌なこと言われるのは嫌なんだなあとわかるのもよかったです。自覚していないだけでロイも懐が広く、周囲の存在を大切にしたいと思っているのかな、と考えたり。

 

ゴランも悪意ゆえにスパイをしているわけではなく、人間に従わないと殺されてしまう状況にあるからこその行動なんですよね。

ロイの世話を焼いていたり、そもそも監視対象であるロイ(やメグ)に情が湧いてしまったりと憎めないキャラクターだなあと思います(もともと敵ではないですが)。

 

研究所。
今回のバトルでは隣にゴランがいて、途中からメグも出てきます。

メグが後ろに来てくれて、ロイがメグに後ろにいてほしいと言うところから始まるテーマのアレンジが本当に最高でした。
これまでロイが敵の攻撃でくじけそうになったのはいつだってメグが側にいないときで、メグを守るためにロイは戦えるのだというの、めちゃくちゃよかったな…!

ここのBGMはこれまでに聞いたテーマやそのアレンジよりも疾走感があって、ここにやってくるまでの旅路を想起させられると同時に別れのときも近いんだな、というのを感じられてすごく好きです。

 

このバトル、これまでの戦ってきた評議会メンバーや釣りでのギミックがふんだんに盛り込まれていたのも素敵でした。

 

ひとりで犠牲になろうとするロイを止めるため、バトル。これが最後のバトルです。

ゴランは本当に戦闘がからっきしなのかロイが強すぎるのか(たぶん両方)全然戦いにならないけれど絶対に止めようとするのよかった〜〜。そしてメグとの思い出…。

 

これでお別れです。前回とは違って穏やかな別れ。

エンディングで思い出が消えていく演出もよかったですね…。

 

エンディングやタイトル画面で星空を見つめるメグ。このちょっとした描写の違いがいいですね…。

終わってからサントラを確認してみたところ、曲名の頭文字を繋げて読むとメッセージになっているんですね。とっても凝っているし、思い入れも感じます。