題名に合わせて物語を作るパズルゲームです。
いっせいトライアルで気になったので遊んでみました。
登場人物とシチュエーションや場所を表すアイコンが与えられ、本に書かれた題名に沿った物語を作っていくパズルです。
一度クリアするとさらに追加条件が出てくるものもあります。
登場人物ごとにおかれた状況に対する反応が違って、たとえば執事は銃を見たときに持ち出して誰かを殺害しようとしますが、公爵は愛でようと(?)します。ちなみに夫人は触ろうとしません。
銃愛好家の公爵ですが、愛する夫人が殺害される現場を見たという文脈があれば、その銃を使ってかたきを討とうとするように行動が変わります。こうやって物語を紡いでいくのが楽しかったです。
この覗き穴の場面、覗き見のSEや壁から目が見えているかわいらしい描写と相まってお気に入りでした。
記憶喪失のポカンっぷりもお気に入りでした。
BGMはクラシックで、たとえばこの物語ではヴィヴァルディの「四季」の冬の第2楽章でした。
死からの復活で再び結ばれるという奇跡的なシチュエーションとマッチしていて印象的でした。
これはハンガリー舞曲でした。しっとりめのアレンジで意外と(?)淡々とした雰囲気でした。
プロコフィエフのロミオとジュリエットでした。実在の戯曲をモチーフにした物語がいくつか出てくるけど、これは特に曲とは関係ないっぽい…かな?
吸血鬼! 使う箇所はありませんでしたが、ドラキュラを教授の前に配置したときの反応が好きでした。
魔物が出てくる物語は楽しいですね!
右側は最後の2コマなしで成立するんですが、コマをがちゃがちゃ入れ替えながら進めていて、そのままでクリアしてしまいました。ホラー仕様になってしまった。笑
オイディプスやハムレットをなぞった物語です。
「家系」コマを使って叔父を表現するのが楽しかったです。
すべてクリアすると本の最後のページの鍵が開かれて、戴冠式が開かれます。
本の中では王冠をめぐっていざこざが起こる話が多かったので不穏に感じましたが大丈夫でした。たぶん。
本の裏側に図書館の貸し出しメモがついていて素敵だった!
100%クリアです! 目次の挿絵も好きでした。
サクッと遊べるパズルで楽しかった〜! いっせいトライアルは、気になっていたものの買う決心まではできなかったゲームや、知らなかったけれどおもしろいゲームを体験できてありがたいです。