さいごのぼうけん

遊んだゲームの記録。ネタバレ注意です。

ポケモンバイオレット #14


ザ・ホームウェイの続きです。

 

サザンドラに似たポケモンを見かけました。写真の真ん中奥です。
バイオレットではサザンドラの系統は出現しないんですよね〜。このポケモンは「テツノコウベ」というパラドックスポケモン…未来のポケモンでした。
エリアゼロの深部に近づくにつれてパラドックスポケモンも普通に出現するようになりました。デリバードに似た例のテツノツツミもその辺を歩いていたので捕まえました。

 



地下に入り、第4観測ユニット到着。荒廃しています。
今の博士を本人じゃないとみなしたペパー、やっぱり父はもう亡くなっていると考えているのかな。だからここを天国みたいだと連想したんだろうか。

 

フトゥー博士が書いたと思われるノートが残されています。
「あの人も子供が生まれて去った」はたぶんペパーのお母さんのことかな…。これまでの観測ユニットにもフトゥー博士が残したのだと思われる記録があって、そこでは新しい命(おそらくペパー)の誕生を純粋に喜んでいる様子だったのに…。

「自分がもう1人いればいいのに」のとおり、この観測ユニットにあったもうひとつのノートでは「僕と同じ知識と技術を持っている」研究者が増えたことが記されていました。また、2匹目のミライドンはとても気性が荒いとも記録されています。

 

謎のプレート…。
エリアゼロの探索自体は大昔から行われているし、時代が交錯していてよくわからないですよね〜ここ…。

 

ゼロラボ到着。結晶に飲み込まれたかのような建物です。
ラスタルオーブはエリアゼロの結晶体でできているんだって。地上でもちらほら見かけましたが、地下に入ってからはより大きな結晶体として存在していますね。

 

もう1匹のミライドンとの再会。
そしてフトゥー博士が警告してくれた通り、ゼロラボの中からは未来のポケモンがたくさん出てきたのでバトル。

 

ネモとボタンは逃げていった未来のポケモンたちが外に出ないように追いかけていき、ペパーは元気のないミライドンを気にかけて、主人公たちを先に行かせてくれました。かつて未来のポケモンに襲われたことがあるペパーは怖いはずなのに、マフィティフのことだって心配なはずなのに本当にできた人だなあ…。

 

エリアゼロを進む道中で「小さいころミライドンに親をとられたみたいでイヤだった」という話もしてくれていて、それを経てここでミライドンを鼓舞するのもよかったです。
レジェンドルートとザ・ホームウェイはミライドンの物語でありペパーの物語であるなあと思います。

 

ゼロラボ内部に入り、フトゥー博士…いえフトゥーAIとご対面。
オリジナルの博士が作ったタイムマシンを止めてほしいと頼まれます。

タイムマシンはオリジナルの博士とAIがふたりで開発したもの。生前の博士は未来のポケモンに熱心で、今このときもタイムマシンは未来からポケモンを自動的に呼び出し続けている…。
フトゥーAIはオリジナルの博士の知識や記憶をもとに動いていて、「これほどの高度なAI技術は今の科学技術では実現不可能だがゼロラボに搭載された結晶体がそれを実現可能にしている」そうです。ポケモン世界って技術が進んでいるイメージがあるけど(ゲーム内の世界だしポケモンは未知の存在だから…っていうのもあるかもしれませんが)、それでもなお及ばない技術なんですね…。

 

AIの博士がペパーの皮肉をわかっていないっぽいシーンがあったり、博士の死に対しての表現が独特だったり(「本物の博士はいなくなってしまった」「ユニットでの事故で肉体が損傷し生命活動を維持できなくなった」)、いわゆるAIらしさが描写される中でこの発言は思いやりに溢れていて人間らしいな〜と思いました。かつての博士がそうだったからなのか、フトゥーAI自身のやさしさなのか…。
まあ死についての表現がやんわりしているのはAIだからというわけではなくゲームとしての配慮なのかもしれませんが。

このあとの展開もふまえて、フトゥーAIはとっても人間味のある人だったと思いました。AIがオリジナルのコピーに過ぎないと割り切るなら、こんなことを考えるのもおかしな話なんですけどね。

 

未来から来たポケモンは現代の生態系を破壊してしまう。今はエリアゼロのバリアで制御しているが、それも時間の問題。その強さを以って博士が用意した最強のAIを倒し、タイムマシンを止めてほしい…それがフトゥーAIがここまで主人公を呼んだ理由でした。

最強のAIとはもちろんフトゥーAIのことです。彼自身を倒すために、主人公が必要なのでした。
博士のIDが搭載されたバイオレットブックをキーとしてタイムマシンを止めることができるそう。

 




ここ、博士の中身が変わってしまう表現がめちゃくちゃよかった〜! 「僕の夢を破壊してくれ」って続くはずだったのに…。

 

この対峙もめちゃくちゃ良い…。

 

この期に及んで知らないポケモンがたくさん出てくるのでわくわくしちゃいました。
テツノイバラは名前的にくさタイプだと思ったんですが違いました。まじで相手のことがまったくわからないからおもしろい。
あとみんなマスターボールに入っていてすごいと思いました。そういえばフトゥーAIはもう1匹のミライドンのこともマスターボールに入れていました。研究資金が潤沢だったのかな…。それとも(結晶体の助けもあり)研究が進んでいて自前で量産できたのかな。

 

弱点を突いたり急所に当てられたりしたときも特別な台詞がありますね。

最後のポケモンはテツノブジン。このポケモンは知っている…研究所の雑誌に載っていた、サーナイトにもエルレイドにも似たポケモン
ストーリー中でペパーはこのポケモンを目の当たりにしていないし、かつてペパーとマフィティフを襲ったのはテツノブジンだったのかなあ…と勝手に思っています。テツノドクガやテツノイバラの可能性もあるし、実はストーリー中で対面したポケモンの中のどれかで、それでも動揺を見せずに戦っていたのかもしれませんが。明言されることはない気がするので、全部想像。

 



 



フトゥーAIは倒したものの、タイムマシンのピンチで楽園防衛プログラムが起動しフトゥーAIが塗り替えられてしまいました。

 





ノイズが走ってフトゥーAIが楽園防衛プログラムに上書きされていくのと、一瞬フトゥーAIの本音が見えるのがもう本当にめちゃくちゃ好きでした。

 



モンスターボールはロックされていて、ポケモンを出すことができません。

 


フトゥーIDを除く、と言われたときにミライドンの出番だって思いました…!
ここにきて一緒に戦うの激アツです!!

 




主人公がうなずいて、ミライドンもそれに応えるのがめちゃくちゃ良かったです。
バトルフォルムへの変化は、コサジの小道で初めて会ったときを思い出しますね…。

 


かっこいい…。パラドックスポケモンたちの特性「クォークチャージ」と連動した設定でおもしろいですね!

 

技も初めて見るので興味津々でした。というかタイプも初めて知ります。でんき・ドラゴンタイプなんですね。ゼクロムやメガデンリュウと同じ組み合わせ。パッチラゴンもそうか。

適当に攻撃しつつ相手の大技を「こらえる」で耐え、テラスタルしてテラバーストを撃つ、ミライドンのテラスタイプがドラゴンなのでテラバーストもドラゴンタイプになり相手の弱点を突ける…という流れだと思うのですが、初手で相手がちょうはつをしてきてこちらが「こらえる」を無駄打ちできないようになっている(「こらえる」を連打すると成功率が下がってしまう)のとか手が込んでいるな〜と感じました。大技が来るタイミングでは周りが警告して誘導してくれます。





はかいこうせんが来ました。
それにしても、タイムマシンを止めようとする者に対してフトゥーAIを仕込み、さらに楽園防衛プログラムまで用意していたフトゥー博士の周到さ…執着は凄まじいな…。

 

ペパーってスカーレットのオーリム博士の方によく似ていると思っていたけど、確かにフトゥー博士にも似ている部分がありますね。眉とか。髪色はふたりともの色かな…。バイオレットでは母について語られないのでオーリム博士とフトゥー博士の息子なのかはわかりませんが。というかフトゥーのもとを去ったらしいペパーの母親はどうしているんだろう? 母も死別…?

バイオレットのブログの最初の方を書いたとき、博士はバージョンによって異なるけどペパーの見た目ってバージョンによって違うのかな〜と思って公式サイトを見たんですが、登場人物のページのヘッダーがペパーだったんですよね。ライバルだからなのかな(ネモは?)と思っていました。物語をここまで見た今なら納得です。

 



ミライドンのがんばりはもちろん、仲間たちの力添えもあり素敵な演出でした…!

 






フトゥーAI自身がマシンを復旧するシステムの一部となっているようで、彼がいる限りタイムマシンは止まらない。それに気づいたフトゥーAIはタイムマシンで未来に向かうことを決めていました。

 







うまく言葉が見つからないから何を書いても陳腐になってしまう気がしてもう書けない…ので写真載せまくりです。
フトゥー博士には主人公よりもペパーのことを第一に見ていてほしいとずっと思っていて、でも今までは主人公のことを特別に見ているっぽかったのが(博士の夢を止めてほしいAI的には合理的なことなんだけど)気になっていたんだけど、最後にペパーの名前から呼んでくれて良かったなあ…と思います。

 


















あまりにもよかった…。
最初に進んだレジェンドルートがすでに大好きだったけど、ザ・ホームウェイまですごくよかった。未来を求めた博士の執念も、バトルのときの世界観も、最後4人で歩くのもめちゃくちゃ好きでした…。

 

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