さいごのぼうけん

遊んだゲームの記録。ネタバレ注意です。

毅然と戦う心を (Pokémon LEGENDS アルセウス #6)

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色違いのヌメラを捕まえました!
出現時のエフェクトを見逃し(聞き逃し)てしまい、フィールド上でヌメラを見るのが初めてだったのもあり、新種のポケモンかと疑いながらボールを投げたのが最高に新作って感じで楽しかったです。

今回はコトブキムラを出てから、戻る直前までの感想です。ネタバレにならないようふんわりした説明…。

異変

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すべてのキング・クイーンを鎮めこれで安泰…かと思いきや、時空の裂け目からエネルギーがあふれて空が赤く染まってしまった。

キングたちが荒ぶり始めたきっかけの雷が落ちたのは、主人公がこの世界にやってきた日の夜のこと。疑惑の念を抱くデンボクからギンガ団からの追放を言い渡され、身の潔白を証明して事態を解決するまでコトブキムラには戻れなくなった…。ポケダンじゃん!

今まで散々役に立たなければムラにいられないと言われてきた。今よりずっと命の軽い時代だとも思う。自然の中では強くなければ生き残れない。だから、ここで命を取られないだけありがたい話だと思うし、組織の長としてのデンボクさんの判断は納得できる。
…けれど、ムラの人たちに後ろ指を刺されてひそひそ話をされたのがしんどかった…。別に自分のためにやってきたからいいんだけど、サブ任務をこなしてきてムラの人たちとの間にも絆が芽生えていたと思っていたのに…。

仲間だと思っていた人に裏切られる展開は好きなんだけど、こういう追放系のイベントは苦手だな…。相手が集団で、かつ普通の人だってのがキツイのかもしれない。わたしのこと「やっぱり」「ずっと」疑っていたんだなあ。

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「非科学的です 科学者として断固抗議するのです!」
コトブキムラのガラルマタドガスの像を見たときに、遠いガラルのポケモンについても伝わってきているんだなあと思ったけど、たぶんラベン博士ってガラル出身なんだな。ガラルから来た人もいるわけだから、当然その地方についても知られているということだ。

ラベン博士とテルくん、そしてシマボシ隊長が主人公のことを信じ案じてくれるのが身に染みた…。

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「いいか 誹謗も賞賛も所詮は他人の感情
 重要なのはキミ自身がどうあるべきかを強く持つことだ」
アカギによく似たシマボシ隊長が人間の感情について語るの、なんだかどきどきする…。

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行くあてががなくて途方に暮れる主人公のもとに、コリンクがやってきてくれるこのイベントがよかった…。

コリンクは入団試験のときから知っての通り、人間を敵視してくるポケモンの代表みたいなもの。そんな彼らが、めずらしく主人公のそばに敵意なく近づいてきてくれるんだ…。

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スタート画面が異変後の世界に変わっている。
ギンガ団を追放されたことで、レポート画面の団員証も表示されなくなってしまった。

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ウォロさんもやってきて、お得意様がいなくなると困るからと古の隠れ里というところに案内してくれた。
弱みにつけ込んで親切にしてくるやつは怪しい! コリンクは怪しくない。 
まあでもウォロさんに何か思惑があるにせよないにせよ、主人公が彼に助けられたのは間違いないんだよなあ。

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ウォロさんに続き、シロナさんに似た人が現れてしまった。
コギトって「Cogito, ergo sum (我思う、ゆえに我あり)」じゃん! と思ったのだけど、調べたらこのデカルトの考えに対して別の哲学者が提示した思想で、「Volo, ergo sum (我意欲する、ゆえに我あり)」というのがある…らしい。だからコギトとウォロの名前の由来はこれなのかな? ウォロさんを見ていると確かに意欲の人だなとは思う。

コギトは時空の裂け目により時間と空間の均衡が崩れかねないと言い、主人公を「時空の迷い人」と呼ぶ。先祖から伝わるという彼女の話にしたがって、主人公は使命を果たすべく3つの湖を巡ることになった。

代々伝わるという伝承。ここってカンナギタウンになる場所だろうから、シロナさんの祖先にあたるのはコギトさんなのかな。となるとウォロさんが謎…。神話研究家のシロナさんと、遺跡や神話が大好きなウォロさんはとてもよく似ているけれど。

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シマボシ隊長が主人公のもとにケーシィを送ってくれて、放牧場を使えるようにしてくれた。
ムラに置いてきたポケモンたち(と育てていたミント)が心配だったけれど、きっと隊長や博士が不自由のないようにしてくれている…と信じる。

湖の試練

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抜け目ないウォロさんのはからいで、カイとセキが助力してくれることになった。ただし団の関係がこじれると困るので、表立って助けるわけにはいかない。そこでどちらかを選ぶことに…。

…選べない。ふたりともそれぞれ良くしてくれたのに、ここでそんな選択をさせられるとは…。
これってつまりディアルガパルキアのどちらを選ぶかって話だよね。ディアルガが好きだけど、ブリリアントダイヤモンドで会ったばかりだしなあ。あとストーリーを見てきた感じだと、カイさんは選ばれないと落ち込んでしまいそうな気がする…。意外と大丈夫そうにしてくれるかもしれないが。

ということでカイさんを選んだ。この「ともにシズメダマをつくったよ!」というのは、たぶん以前主人公が彼女を励ましたときの言葉から言ってくれているのだと思うから、かわいいな。
セキさんはデンボク団長のお目付役を担ってくれた。主人公が彼を選ばなくても、そのことを主人公に気にさせないようにしてくれたのがやさしい。

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ウォロさん、ちゃんと商人の仕事をしてくれる。

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移動中の背景は異変前と同じものだった。この空がすでに懐かしい。
カイやシンジュ団員のおかげで、エリア間を移動できるようにもなった。フィールドで発生しているサブ任務を普通に受けることができてちょっとおもしろい。

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古の隠れ里には異変が起きてからしか来ていないけれど、もとの空の背景だった。どことなく現実離れしていて不思議な印象を持っていたけれど、こうして見ると穏やかそうな場所かもしれない。

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3つの湖はどこから行っても良いようだったので、まずエイチ湖へ。
アルセウスフォンの力で、湖中央に浮かぶ島の洞窟に入れるようになった!  DPPtで湖の空洞に入れるのって、このときのおかげだったのか! すごい!

ウォロさんが新鮮に驚くのがおもしろい。まあこの人の場合、どこまで本気かわからないが。
アルセウスフォンについても、博士からウワサとして聞き及んでいたみたい。

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湖のポケモンを守る存在として、オヤブンのヒスイゾロアークがいた。
バトルになり、ゲットした…!
ゴーストタイプだろうなと思ってゴースト技を撃ったら無効だったのが衝撃的だった。ノーマル・ゴーストタイプだそうだ。新作、知らないポケモンがたくさん出てきて楽しい。

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なんだかいいなと思ったので手持ちに加えることにした。序盤のころ、一時期イベントでゲットしたオヤブンコロトックを旅パに入れていたことはあったけど、それ以来のオヤブンだ。

後々ヒスイのすがたのゾロアも見かけたけれど、ゾロアゾロアークと恨みというのがなんとなくしっくりこない。図鑑を読んでも恨みを抱くに至るまでの経緯がよくわからなかったので、公式サイトを見ることにした。もう終盤に近そうだから、核心的なネタバレに触れることもないだろう。

幻影の力を持つゆえに人間に忌み嫌われて生息地を追われ、ヒスイ地方に移り住んだが他のポケモンや厳しい環境のせいで亡くなったゾロア、その魂が人間やポケモンへの強い恨みで転生した姿…なのだって。
ゾロアーク系統の詳しい生態描写がこれまであったかはわからないけど、生態系の上位の方の存在だと思っていた。捕食者側というか。だから、図鑑を見るまでは今まで受けた恨みの力なのかなと勝手に想像していたけど、全然違ったね。
人間や他のポケモンにやられたって…多勢に無勢だったのかな。同族以外でゾロアークたちの能力に理解を示した者はいなかったんだろうな…と考えると悲しい。
イッシュのゾロアのいたずらっ子みたいな印象が強いから、ゾロアというポケモンがこんなに悲しげで苦しげな顔をするなんて知らなかった。凄絶な過去を想像させられてしんどい。

…なんだか、無実の罪でムラを追われた今の主人公の境遇に重なるところがあるような。そう思うと、あのときウォロさんが手を差し伸べてくれて、コンゴウ団やシンジュ団が陰ながら協力すると言ってくれたのはとてもありがたいことだったんだなあ。

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ヒスイゾロアークとのバトルの後、ユクシーの試練をクリア。「ユクシーのつめ」を授けられた。
リッシ湖ではオヤブンハリーマン、シンジ湖ではオヤブンヒスイヌメルゴンとバトルしてそれぞれゲット。アグノムエムリットの試練もクリアして、「アグノムのきば」「エムリットのはね」を受け取る。これであかいくさりを作り、世界をつなぐというのがコギトから教えられた伝承。

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選択肢にないから答えようがないけど、わたしはかなしかったな。
エムリットの試練は何を答えようと受け入れられるのだろうな。どれも感情。

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なぜ心を表すポケモンの道具であるあかいくさりで世界をつなげるのか、というカイの疑問にコギトが答えてくれる。どうやら本当にコギト・エルゴ・スムらしい。

イチョウ商会の人が教えてくれました」「おまえもイチョウ商会じゃろ」というウォロとコギトのやりとりがあって興味深い。ウォロは商人のふりをしているわけではなくて本当に商会の人間なのだろうけど、帰属意識はまったくなさそう。
「ジブンも歴史に残る一瞬 最後まで見届けますよ」「みてるだけか……」というのもある。

ウォロさんが教えてくれた知識も載せておく。
・エイチ湖には海水も混じっている。地形由来かポケモン由来かは不明。
・シンジ湖は大昔は火山だった。火山噴火で形成された大きなくぼみに水がたまってできた湖。
・リッシ湖は、シンジ湖と同じく火山噴火で誕生したといわれている。ポケモン同士の戦いでくぼんだという説もある。

湖の3体についても教えてくれた。内容はプラチナの図鑑説明文と同じ
説明文のもととなるような文献をウォロさんも読んでいたのか、あるいはそういった文献をウォロさん自身が記し、後世に残したのか…。カンナギタウンの長老の家にある書物とだいたい似た内容ではあるけれど。

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商人はいろいろなものを見聞しているから物知りだとカイに言われたときの台詞。それもあるが純粋に興味があり、過去に何があったから現在どうなっているのかを知りたいのだという。

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あかいくさりが悪人の手に渡る可能性の示唆。しかもそれをウォロさんが言うのは意味深かも。「世界をつなぐ以外にもなにか役割があるのかもしれません」

試練を終えたので、コギトさんからの話どおり紅蓮の湿地にある霧の遺跡に向かう。今回はここまで…!

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ストーリーの本筋とまったく関係ないけれど、この状況で親切に「もりのヨウカン」のレシピを教わってしまって笑った。

今のパーティはこんな感じ。
団員ランクはムツボシ団員のまま。

バクフーン Lv.56
レントラー Lv.58
ポニータ Lv.56
ウインディ Lv.48
キュウコン Lv.48
ゾロアーク Lv.58 (オヤブン)

 

色違いのヌメラ

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変わった色のヌメラ? がいた。
…たぶん、色違いのヌメラだと思う。こういう色だと知っているし。
ただ、色違いが出現したときには特殊なエフェクトが出るはずで、それを見逃したし聞き逃したことになる。色ポニータのサブ任務でわかったけど、エフェクトは出現時のものしかないっぽい。ピカブイみたいにずっと光っていてくれたらわかりやすいけれど…。

フィールドでヌメラを見たのは多分初めてで、ヒスイヌメイルヌメルゴンを見かけていたから、ヒスイのヌメラもいるのだとも思っていた。キャプテンのキクイがヌメラを使っていたのはすっかり忘れていた…。
ヒスイドレディアが原種の色違いの色をしているから、そういう感じなのかなと思ったんだよね! ヒスイヌメイルたちは原種と似たような色合いだけれど。

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そんな感じで色違いなのかとても悩みながらボールを投げたらあっさり入ってくれてよかった。
アイコンにも色が反映されるようで、本来の色はわからず。本当にヒスイヌメラかもしれないと思っていた…。原種そっくりの。

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図鑑も捕まえたてで、色がわからないんだよね。

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どきどきしながらボックスを見にいったら、本当に色違いだった! うれしい!
ヒスイヌメラというポケモンはいないんだろうなってこともようやく理解した。

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報告にも色が反映されている。
このときはサイドンの大量発生に向かう途中だった。後から知ったのだけど、大量発生中のポケモンは色違いが出やすいんだって。それと、図鑑の研究レベルが10の完成になっていたり、図鑑タスクがすべて埋まって完璧だったりするとより色違いが出やすいんだそうだ。

ヌメラを捕まえるのは初めてだし、ヌメラの大量発生でもなかったから、本当に自然遭遇ってことなんだろうか。素の色違いの出現率は剣盾などの最近のポケモンシリーズと同じ4096分の1らしいけど、戦闘にならなければ色がわからなかった(ピカブイ以外の)従来のシリーズと違い、アルセウスはシンボルを見た時点で色がわかるし、フィールドが広くたくさんのシンボルを見かけるから、出会っているポケモンの数自体も多いんだろうな。

このヌメラと出会ったの、霧の遺跡に向かっていろいろあった後だけど、タイミングが微妙だったから今載せちゃった。
だいぶ終盤なので迷ったけれど、旅パに加えることにした。

 

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