ヒスイ地方に旅立つ前に、実は紅花の章を終わらせていました。
今回はその感想です。ネタバレだらけなのでご注意ください。
エーデルガルトのことは好きです。
それはそれとしてエーデルガルトは炎帝で、炎帝は父ジェラルトを殺した連中と手を組んでいて、ジェラルトを殺すように仕向けたかそこまでではないとしても黙認した…かもしれないという疑いは拭えなかった。
それでも、エーデルガルトは「生徒」でベレスは「先生」だから、「エーデルガルトを守る」を選びました。
エーデルガルトが誰よりベレスの助けを求めていたのは明らかでしたけど、そうではなくても、たとえ超問題児でも(世界にとっては戦争を巻き起こす問題児どころではない存在ですが…)、まったく関わりのない生徒だったとしても、「守る」を選んでいただろうなと思います。主人公ベレスが教師だからです。
だいたい、教団とエーデルガルトの二択で教団を選べはしないよね〜っていう。黒鷲学級を選んだから教団がより怪しく見えているのかもしれないけど(教団を憎んでいるエーデルガルトの影響を受けた見方をしてしまう)、それにしたって無理だったなあ。結局紅花の章のストーリーを進めていく中で「やっぱりこの選択で正しかったな」って思ってしまうくらいの狂いっぷりをレア様は見せてくれちゃうし…。
だからこそ、他の学級や選択肢を選んだときの描かれ方が楽しみです。
紅花の章が始まったときの感想は、「めちゃくちゃラスボスっぽいルートを選んでしまった…」でした。
今思うと中止にさせる気満々だったんですね。
レア様とはずっと分かり合えませんでしたけど、この一枚絵はすごく好きでした。
レア = セイロスで、女神ソティスはあなたの母親だったんですよね。だけどどうしてそこまで母親に執着するのかがわからなかった。
以下、エンディングの後日談のネタバレがあります。
外伝の期限を見て終わりが近いのかと気づき、ラスト2節は散策に全振りして主人公の支援関係を上げまくっていました。自軍のキャラクターとは全員最高まで持っていけたはず。最後の最後で指導レベルA+まで持っていけてよかった…。とはいえ自軍に所属しているユニット同士の支援はまちまちですが。
フリー戦闘は行っていないんですが、◯戦◯勝の数が思いのほか多くて驚き。こんなに戦ってたんですね。
アロイス
アロイスさん、騎士団を抜けてベレスを探してくれていたっていうのに感動しました。
全然戦場に出していませんでしたが支援会話は好きでした。次はもっと使いたいですね…。
これ本当に感動でした。
「がっつり釣り」とかもある。癒し。
リシテア
リシテアちゃんは5年後になってからのデアドラの戦いで唯一勧誘できたキャラクターでした。副官として連れ回していたから0戦だって実感がない…けど、魔道ユニットはヒューベルト・ドロテア・リンハルト・ハンネマンとそろっていたから前線には出せなかったんだよな。
結局リシテアちゃんの寿命はそのままだったんですかね…。支援会話だとなんかもう少し上手くやれそうな気はしたんですけど…。5年後のあの情勢で仲間になったにも関わらずベレスを信頼してくれてとてもうれしかったので、こんなのあんまりです。
金鹿だとヒルダちゃんも好きでした。次は勧誘したいけど、ヒルダちゃんってヒューベルトポジションの人なのかなあ。金鹿以外でも誘えると良いんですが。
そういえばクロードは助けたんだけどあれって何か意味あったのかな。あの後に出てくるエーデルガルトの外伝がまったく納得いきませんでした。クロードを生かしたのにパルミラ軍やたら出てくるし。助けたくて助けたから良いんだけど…。何よりゴネリル家ってヒルダちゃんとこの家でしょ。ヒルダちゃん殺されてんのに帝国の介入を受けてしかも謎のキノコを食べて寝込んでるってちょっとギャグっぽくされてるのとか…! 普通にヒルダちゃんのことがショックで伏せっているんだと思ってました。ヒルダちゃん、お兄さんとよく手紙のやりとりしているって言ってたし。
アンナ
商人としてお世話になりすぎて出撃メンバーには選んでいませんでした。支援関係もないのかな? あまり人となりはわからなかったけれど、戦争が商機になるのを悩んでいた姿が印象的でした。
アンナさんの外伝「秘密の商人」にイエリッツァ先生(もう先生ではないか)がついてきたのがちょっと意外でした。
シャミア
シャミアさんもっとちゃんと使いたかった〜!
最終戦のカトリーヌさんにぶつけたかったです。
カスパル
ペアの相手がいないの意外。ペトラさんとの話が見たかったな。
ベレスとの支援会話は考えさせられる話でしたね。フェルディナントとの支援会話はとってもさわやかでよかった。
ハンネマン & マヌエラ
ハンネマン先生とマヌエラ先生、どちらも好きだったから自軍に引き入れることができてうれしかった〜!
魔法を使えるキャラクターが大好きなので、ハンネマン先生は常に出撃メンバーでした。メティオが遠くからでも攻撃できて便利すぎる。使用できる回数が少ないから切り札感があって楽しいです。回復役はリンハルトとドロテアさんがいたからマヌエラ先生を出してあげられることはほとんどなかったけれど、副官として出撃してもらっていました。そういえば副官の恩恵をまだあんまりわかっていないな…。
このふたり、いい雰囲気なのかなと思いつつもあまりにも喧嘩しすぎでやっぱり近づきすぎるとよくない…? って感じだったのが、後日談を見るとたぶんうまくやっているっぽくて良かったですね。
ふたりの外伝「氷炭相容れず」のラストでハンネマン先生とマヌエラ先生が意気投合してしまい、ふたりの喧嘩をなだめていたはずのベレス先生が蚊帳の外に置かれてしまって悲しむのがちょっとおもしろかったです。
支援を深められる時期の関係かわかりませんが、ベレスがいちばん最初に支援Aになったのはハンネマン先生で、その直後にマヌエラ先生とも支援Aになりました。そのころハンネマン先生とマヌエラ先生の支援はCだったな…。
ペトラ
ペトラさんもひとりなの意外です。ドラゴンマスターで活躍してくれていました。
フェルディナントをドラゴンナイト → ドラゴンマスターにしたらめちゃくちゃ強くて、他のメンバーにもドラゴンマスターをめざしてもらうようになりました。後から気づいたのですが、女性だとペガサスにも乗れるんですね。そちらでも良かったのかなあと思ったけれど、ペトラさんは自分でドラゴンに乗りたいって授業のときに言ってくれたのでこれで良かったのかな。
リンハルト & ベルナデッタ
良い後日談。
リンハルト、回復がありがたすぎて最初から最後まで出撃メンバーだったのにこんなに少ないのかと思ったけど、回復がメインだったからか。遠距離回復のリブローに助けられたことは数知れず。
紋章と釣りと寝ることが好きで戦いは嫌い。だけど紋章の力は戦いを意識して設計されている…と悩んでいる話を筆頭に、聡明で気づいていることが多いなあという印象でした。
ベルナデッタは引き籠もりでそれまでずっと寮の扉越しに会話していたのに、白雲の章守護の節でめずらしく外にいるなと思ったらジェラルトの墓に花を手向けようとしていたっていうのがとても心に来ました。
あと5年後でペトラとの外伝を経て、叶うかわからないけど夢があるって言ってくれたのがうれしかったです。しかもダグザのもっと向こうまで行って、いろんな植物を見て絵を描いて本にするっていう夢。
イエリッツァとの支援はあまり深められなかったのが残念です。
フェリクス & シルヴァン
死ぬ時は一緒っていう約束は果たされなかったんですね。
白雲の章の時点で勧誘した他学級の生徒はこのふたりでした。
フェリクスはベレスも得意な剣の技能を重視するし、シルヴァンは女性を口説くキャラクターだから勧誘しやすかったんでしょうね。
そのせいでアリアンロッド攻城戦がしんどかったです。
大切な人を亡くしたというようなことをジェラルトの死の際に言っていたから、イングリットさんが最期に言っていた「彼」はその人のことなのかな。この感じだとフェリクスの兄グレンでしょうか。
フェルディナント & ドロテア
ふたりとも強くて大活躍でした。
フェルくんは重装の兵種をめざしたかったのかもだけど個人的に重装はあまり好きではなく、グループ課題で見たドラゴンに乗っている姿が良かったのでドラゴンマスターになってもらいました。白雲の章のときの1月に合格率49%で最上級職ドラゴンマスターの資格試験に合格してくれて、さすがって感じ。このドラゴンマスター(とその前のドラゴンナイト)の使い勝手がめちゃくちゃよかったので、やたらみんなにドラゴンマスターをめざしてもらうことになりました…。
ドロテアさんには魔道を極めてもらって、グレモリィをやってもらっていました。攻撃も回復もできて本当にありがたい。遠隔攻撃のメティオや遠隔回復のリブローが便利でした。クロニエをメティオ一発で沈めてくれたのは忘れられない…。たぶん他にもメティオでぶち沈めてくれたことは何回もあると思うんですが、メティオ覚えたてだったこともありクロニエが一番劇的な思い出です。
ベレスへの信頼を感じられて良いですね。
ドロテアさんのこういうところが大好きです。「返り討ちにしてやる」とさらりと言えるところも、その実力が備わっているところも、そのために努力しているところも、あと貴族には思うところがあるはずなのに紋章のせいで苦しむ相手に優しく手を差し伸べるところも。
関係ないですけど、ベレス先生がドロテアさんとの支援会話で心臓が動いていないのをネタにしていて笑っていいのか迷いました。
このふたりは最初からいい感じだな〜と思っていて、ストーリー中でも結構いい感じでしたね。
支援Aでは予想以上に運命的なふたりだったという過去が語られてびっくりでした。
kawaii...
フェルディナントは「村に傭兵団が滞在していると級長3人の誰かが知っていたのかもしれない」(ベレスと級長たちの出会いについて)、「ベレスの生徒でなかったら自分はどのような選択をしただろうか」「時を巻き戻せでもしない限り違う道は選べない」(紅花の章)など、いろいろ示唆に富むことを言っていて散策中話しかけるのが楽しかったです。
貴族意識の高い生徒だと他にローレンツがいますが、ローレンツもいいやつっぽかったですね。そういえば敵として戦っていないような…。
エーデルガルト & ヒューベルト
まあそうだよね、みたいなふたり。最後の一文は誰の推測かわかりませんが、わたしは違うと思います。思いたい…です。エーデルガルト、ベレスの前だからそういう姿を見せてくれるのかもしれませんが、外から見えているほど強い人ではないと思うんですよね。
これがめっちゃ似ていてさすが長年の主従だなと思いました。
等身大の彼女や彼女の目的が詳しくわかるのはきっと紅花の章だけなんだろうなあと感じました。
ヒューベルトはフェルディナントとの関係も好きでした。エーデルガルトとフェルディナントの支援会話も好きだったしフェルディナントはおいしいやつすぎる。ヒューベルトとベレスの支援Aの雰囲気も好きでした。
いつのまにか仲良しでびっくりです。エーデルガルトもわたしの隣でぽかんとしていました。
支援A+でおたがい贈り物をしようと思っているのもいいですね。
ベレス & イエリッツァ
イエリッツァと一緒に戦ったのは最後の最後、フェルディアの戦いだけ。あとは彼が登場する外伝でも共に出撃しましたけど、それだけです。よくもまあこんなによく知らない人に指輪を渡せるものだ…って感じですが、この紅花の章くらいでしか彼について詳しく語られなさそうなので、なにかわかるかなあと思って選びました。一節の間で支援関係がまったくないところからAまで上げました…。間に合って良かったですね。
姉が出てくるって知っていたらタルティーン平原の戦いにも連れていったのに…。
このふたりの後日譚は、ずっと気になっていた闇に蠢く者との決着が記されていて好きです。
この一枚絵も激アツ。
どんな外伝をやったか忘れないように戦績も載せておきます。
特にドラゴンマスターになって以降、フェルディナントの活躍がめざましい…。ベレスがMVPだとみんなのやる気が上がるので、ベレスが活躍するようにしていたつもりだったのですが。次はベレスにも空を飛んでもらおうかな。
そういえば天刻の拍動はほぼ使いませんでした。ノーマル・カジュアルだったしな。一度だけ、死神騎士に手を出したら返り討ちにあったので巻き戻しました…。
だめですね…。この記事を書いたのは紅花の章に踏ん切りをつけて次の話に進むためだったのに、思い出に浸ってしまう…。
次はエーデルガルトを斬ります。父の仇だと疑ったあのときから、こちらの道も選ばなければと決めていたのです。