さいごのぼうけん

遊んだゲームの記録。ネタバレ注意です。

バディミッションBOND クリアしました

本当に手をつなげてよかったね。
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バディミッションBOND、最後の最後まで見終わりました。
クリアした時点での感想を残しておきます。ネタバレありなのでご注意ください。

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全部終わってしまって、もう彼らの物語を見ることはできないと思うとさびしい。
続きが気になって仕方がなくて、わくわくしながらストーリーを進めていたのが、今思えばかけがえのない時間だったなと思うものです。おもしろいゲームはどれもそうですね。

 

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最後の潜入のときのBGMがオープニングのアレンジだったのすごくエモーショナルじゃないですか? ずっと聞いていたいくらいだった。夢いっぱいの場所。
闇カジノなどの潜入BGMもかっこよかったなあ。最初のところとか特に。
ボスバトルみたいなシーンの音楽も言うまでもなくかっこよかった。これも特に入りのところ。聞くと数々のボタンアクションの記憶がよみがえる…。
あと捜査のときに選んだキャラクターによって、加わるBGMが変化するのもお洒落だった。
ここぞという場面で流れる「運命の輪郭」も印象的でした。

 

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QTEの難易度はだいぶ低めというか、たぶん判定がゆるめだしミスしたら動きがゆっくりになったり当てる枠が大きくなったりするので、QTEが難しすぎてストーリーの邪魔をするということはないようになってるのかな〜と思いました。
手を握るシーンで毎度Aボタンを押すアクションが入ります。最初にその機会があるのがエドワードとルークの出会いのエピソードで、ここでアクションが入るのは無粋だと思ったんですが、ストーリー中で何度もAで手を握るを繰り返していくうちに意義のあるアクションになっていくのが良かったです。

 

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体験版明けて1話目(#2)、あまりに胸糞が悪すぎてエドワードが本当に悪人だったら面白いのにとか思ってたけど(もともと少し疑っていたので)、その章最後の展開でそんな余裕は無くなったし、そこで解禁されたエドワードエピを見て反省しました。
的確なタイミングで悪役の裏話を明かしてくるのが憎い。

 

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メインエピソードの続きが気になるという気持ちのはやりはあるものの、基本的には解禁されたタイミングでバディエピ・サイドエピを見るようにしてて、周回しないとバディエピが解禁されない回も毎回解禁させて進めていました。

 

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私服スイちゃんめちゃかわいい。

 

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#18の最後でスイが出てきた理由が分からなくて、感動的な場面だっただけにご都合主義的な感じなのかと思ってしまったけど真エンドでちゃんと思惑が説明されたのが良かったです。

ノーマルエンディング、あれはあれで好きだったけど、真エンドを見たらやっぱ「これでこそ」だなと思う。 

 

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伏線で関係をだんだん匂わせながら、詳細な真相を明かしていく流れが綺麗でした。これをいちばん思ったのはルークとヒーローの話のとき。ルークの名前のことはプレイヤーが気づくような伏線がいくつかあったけど、そうなる背景に彼のあれほどまでの覚悟があったことを知らされたとき、めちゃめちゃ感動したんですよね。

 

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続編出てほしいなあ。

 

 

 

 

 

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以下ストーリーの核心に触れるネタバレを含みます。

 

 

 

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#18が終わったときからずっと、エドワードの最後の言葉の意味をずっと考えていたんだけど、やっぱり彼はルークの「父親」だったなと思った…。
どちらのエンディングでもエドワードは最後にルークの名前を呼ぶんですよね。「呼び返そうにも俺はお前の名を知らない」ってわざわざ言うくせに。

#18でエドワードは絆とはしがらみだと言っていましたが、たしかに本来の意味はそうですよね。 古典だと出家を妨げる「ほだし(絆)」としてよく出てくるじゃないですか。それに対してルークは絆を軸に成長できたと言い、「何度手をのばしても絆を結べない相手はいる」とエドワードは返すわけですが。#18のやりとりは悲しくなるくらい平行線で、その通りの結末を迎えることになるわけだけど、AnotherとAnotherクリア後に解禁されるサイドエピの最後は希望というか可能性を感じさせられるエンディング。「信じている」という言葉をどこまでもまっすぐに言えるルークは本当にヒーローだと思う。

最初からエドワードを疑っていたから、繰り返されるルークとエドワードの思い出の描写も少し冷めた目で見ていたんだけど、ルークにとってはエドワードが本当の本当に、憧れ尊敬するヒーローで、孤独の淵から救ってくれたただひとりの家族だったことは覆せない事実なんだということを、#18でようやく思い知りました。

最後まで手をつなげないまま終わった#18と最後の最後で手をつなげたAnother #18の対比が良かった。

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